ビーズ刺繍で”犬張子”(無料図案付)〜ロング&ショートステッチ訓練にも〜

刺繍

最近1年が過ぎるのがめちゃくちゃ早い!と思っていたら、あっという間に年末に。

毎年この時期になると思いますが、来年も元気に楽しく過ごしたい。

そう思うと、この時期だけ妙に占いとか縁起物とか担ぎたくなるのは人間の性でしょうか。みなさんはいかがですか?

今回ご紹介するのはこんな季節にぴったりな「いいことあるかも?」と思わせてくれる犬張子(いぬはりこ)のモチーフを刺繍します。

古来の伝統では、子供たちが「犬のように丈夫に健やかに育つように」という願いから作られていたそうですが、人生100年時代を思うとずっとそうであってほしいですね。

大切な方や自分自身の1年間の健康を祈って、犬張子を刺繍してみるのはいかがでしょう?

また、今回は特に「ロング&ショートステッチ訓練用?」と思うほど、あらゆる部分でロング&ショートステッチを使いますので、練習用にもぜひお使いください♪

acocoのビーズ刺繍講座は図案と動画と写真と文字で、手厚くあなたのビーズ刺繍ライフをフォローアップしたい気持ちで作っています。

よろしければ感想や「作ってみたよ!」とか、もちろん「もっとこうだったらいいな」というご意見もいただけますと、よりよくするヒントになるので嬉しいです♪

犬張子のデザインについて

図案はこちらからダウンロードできます。

印刷したい方はPCからご覧いただくのがおすすめです。

スマホでもダウンロードして、コンビニやご自宅のプリンターで印刷することも可能です。いずれこれも記事にしたいですね。

小さいサイズでよければ、スマホ画面から図案を写す方法をまとめた記事がありますので、ご参考にどうぞ!

ビーズ刺繍で作る犬張子の作り方

作り方をご説明する流れは以下のようになっています。

  1. 使う道具と素材をご紹介
  2. 使うステッチの解説
  3. 今回のモチーフの刺繍ハウツー

動画の場合、ステッチのやり方は大体知っているよ!と言う方は概要欄の目次から見たいところの分数をクリックしていただければスキップすることもできます。

動画をご覧になりたい方はこちら↓

それではここから解説していきます

使う道具と素材をご紹介

今回使う道具と素材はこちら。

  1. 刺繍枠(8cm)
  2. 刺繍針
  3. ビーズ針
  4. はさみ
  5. シーチング生地(白やオフホワイトがおすすめですが、お好みで◎)
  6. ビーズ用糸(ダークブラウンなど)
  7. 丸小ビーズ(ゴールド系)

※ここからはお手本で使った刺繍糸一覧になります。どの部分で使っているかは図案を参考にしてくださいね♪

糸のメーカーはすべてDMCの25番糸を使用しています。色番号は…

BLANC / 899 / 827 / 3799 / 3328 / 796 / 415 / 823

ビーズ刺繍初心者さんにおすすめの道具一覧は、以前の記事でご紹介しているので良かったらご参考にどうぞ!

使うステッチの解説

今回の図案で使うステッチをご紹介します!今回使うのは…

  • サテンステッチ
  • ロング&ショートステッチ
  • アウトラインステッチ

本番に入る前に、各ステッチのやり方を解説します!すでにご存知の方は飛ばしちゃってくださいね。

>サテンステッチ

動画でご覧になりたい方はこちら↓

面を埋めるときに便利なステッチです。

綺麗に仕上げるコツは「図案の線に忠実にすること、力加減を均一にすること」です◎

>ロング&ショートステッチ

動画でご覧になりたい方はこちら(動画と併用するのがおすすめ!)↓

サテンステッチと同じく、面を埋めるときに使うステッチです。

サテンステッチは広い面を埋める際には適さない(浮いてしまう)ステッチのため、広い面を埋めるときにはこのロング&ショートステッチを使います。

名前の通り、長いステッチと短いステッチを繰り返すのですが、2段目以降からは大胆にざくざく埋めていくのがおすすめです。

>アウトラインステッチ

動画でご覧になりたい方はこちら↓

アウトラインステッチは線を引く時に使いやすく、ねじねじロープのような仕上がりになるので、普通に一本線を刺繍するよりも可愛くなります♪

コツを掴めば簡単なので、ぜひ習得しましょう!

犬張子を刺繍してみよう!

それではいよいよ本番です!

動画でご覧になりたい方はこちら↓

個人的には動画とこちらの記事を合わせ技で使っていただくと、理解が深まると思います。

刺繍の流れは7つのステップに分かれます。

たくさんの色を使うので、同じ色を使う箇所はまとめて刺繍すると効率もUPします。

  1. 耳と顔をロング&ショートステッチで塗りつぶす
  2. 目の周りをアウトラインステッチ、鼻を小さなサテンステッチ
  3. 耳の中をサテンステッチで埋める
  4. 口元をアウトラインステッチを細かく刺繍
  5. 眉をアウトラインステッチ、目をサテンステッチ
  6. 頭の部分は4色の糸でロング&ショートステッチ
  7. モチーフの周りをビーズで囲む

これで完成です!

今回の図案はロング&ショートステッチがたくさん出てくるので、練習用にもおすすめです◎

それではひとつずつ解説していきましょう。

Step1:耳と顔をロング&ショートステッチで塗りつぶす

耳と顔はすべてロング&ショートステッチで埋め尽くします。

耳のカーブは途中で方向性に迷子になるので、図の赤線のように目標になる線で分割し、1マスずつ埋めていくイメージで進めると綺麗にできます。

顔はパーツ(眉など)を避けながら埋めていきます。

ング&ショートステッチとは書いていますが、とにかくしっかり埋めることと平行に刺繍をすることだけ意識すれば◎

Step2:目の周りとアウトラインステッチ、鼻を小さなサテンステッチでぷっくりと

水色の糸(DMC827)で目の周りと鼻を刺繍します

目はアウトラインステッチでぐるっと囲みます。

まん丸なので、細かく進めるときれいになります。

鼻はぷっくりさせるために、縦の線を先に入れて土台にします。

上に被せるように横にサテンステッチをするとプクッとしたお鼻に。

Step3:耳の中をサテンステッチで埋める

耳の中はピンク(DMC899)でサテンステッチをします。

サテンステッチのポイントは「とにかく平行に」

シンプルな形なので、落ち着いてきれいに仕上げましょう!

Step4:口元をアウトラインステッチを細かく刺繍

口元は赤っぽいピンク(DMC3328)でこまかくアウトラインステッチをします。

特に口はカーブが多いので、こまかく進めることに全集中してみましょう。

Step5:眉をアウトラインステッチ、目をサテンステッチでアクセントに

続いて差し色にもなるチャコールグレー(DMC3799)で眉と目を入れます。

眉はゆるやかな曲線のアウトラインステッチ、目はサテンステッチで埋めます。

目のサテンステッチはまん丸なので、最初は中央に1本刺して、それを基準に平行になるように両サイドを埋めていくように刺繍します。

Step6:頭の部分は4色の糸でロング&ショートステッチ

今回のお手本の特徴の一つでもある、頭の部分のロング&ショートステッチ。

4本どりで刺繍しているのですが、全部の糸が違うカラーになっています。

同じステッチを多用しても、ちょっとした変化を加えることで表情豊かな刺繍が作れますよ♪

Step7:モチーフの周りをビーズで囲む

最後にモチーフの周りをビーズでぐるっと縁取ります。

作った刺繍をワッペンやブローチなどに仕立てるときにも、アクセントになるテクニックです。

ビーズの付け方図解していますが、動画と合わせてみていただくとより理解が深まると思います。

 

これで犬張子の完成です!

今度この刺繍を使って「刺繍ワッペンの作り方」もまとめる予定なので、どうぞお楽しみに♪

もちろん刺繍枠のまま飾っていただくのも可愛いのでおすすめです!以前、ご紹介した刺繍枠のまま飾る方法を載せておきます↓

 

「自分でも作ってみたよ!」「今度こんな図案で刺繍してほしいな」など、ご感想やご質問も承っております。

よろしければ教えてくださいね!

それでは、本日も最後までご覧いただきありがとうございます。

acocoより

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